小谷野栄一の名言
チャンスは相手からしたら苦しいとき。苦しいと人間は選択肢が減ってくる。苦しくなると絶対してこないこと、投手でいうと投げてこない球というのがある。そういう消せる要素を考えていくと、いい結果につながる気がしますね。
小谷野栄一(プロ野球)
2012/04/19
“松坂世代”の小谷野は「中学、高校、大学と、1年生のときから試合に出ることはほとんどなかった」という遅咲きの選手である。派手なプレーで沸かせるタイプではないが、それは「無駄な動き」を極力なくす、脱力思考の持ち主ゆえ。守備では打球の行方を読んでポジショニングする。バッターボックスでは相手投手の心理を読み取って球筋を読む。その思考力が小谷野をチームの主力選手に押し上げたのである。
Number776号(2011/04/07)