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スポーツ界と復興支援。
~震災から10カ月で何ができたのか~
text by
小川勝Masaru Ogawa
photograph byToshiya Kondo
posted2012/01/17 06:00
3月26日には、ソフトバンク・小久保裕紀の呼びかけで、楽天との合同募金活動を実施。田中将大、杉内俊哉ら両軍あわせて31選手が集まった
東日本大震災から10カ月が経過した。義援金支援において、スポーツ界は大きな役割を果たしてきている。ここでもう一度、この10カ月の間、日本のスポーツ界に何ができたかを、まとめておきたい。
石川遼は、2011年の獲得賞金全額(およびバーディー1個につき10万円)を寄付すると発表していたが、結局、寄付の総額は1億3348万2603円となった。すでに震災の直後、イチローが1億円、アレックス・ラミレスが100万ドル(約8000万円)、松井秀喜5000万円、ダルビッシュ有5000万円といった、個人からの大口義援金がニュースになっていたから、スポーツ選手個人による義援金だけで莫大な金額に上る。