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「職人芸」が冴えわたる
気骨のアラフォー3人組。
~永田、鈴木、秋山のプロレス魂~
text by
門馬忠雄Tadao Monma
photograph byNIKKAN SPORTS
posted2011/10/12 06:00
8月には新日本G1クライマックスでもその存在感を見せつけていた永田裕志(右)。同月には、自らプロデュースした大会も成功させている
永田裕志(新日本)、鈴木みのる(パンクラス)、秋山準(ノア)の「アラフォー・トリオ」が今年、やたらと元気だ。
43歳の永田は4月、全日本のチャンピオン・カーニバルに初めて乗り込み、アウェーのリングで見事に優勝。その勢いを駆って3冠ヘビー級王者・諏訪魔に挑戦、敗れはしたものの、派手なバックドロップ合戦を繰り広げ、「さすが、達人」の存在感を見せてくれた。
永田と同い年の鈴木みのるは6月19日、両国国技館の試合を最後に全日本と離別すると、「新日本を侵略する」と宣言し、8月のG1クライマックスに殴り込み。終盤までV戦線に絡み、「口撃」の手も緩めずに、6勝3敗(12得点)の好成績を収めた。