私とDo 特別編BACK NUMBER
「Number Do駅伝」を走ったら……。 ~作家と編集者の「ゆるラン」仲間がアスリートの聖地に挑む~
text by
NumberDo編集部Number Do
photograph byNaoya Sanuki
posted2011/09/29 06:00
美人編集者からの声援でリラックスできた筆者は……。
焦りながら、国立競技場に戻ってくると、メインスタンドに、
“無理は禁物!! マメと筋肉痛”
と書かれた手作りの横断幕がかかっているのが目に入った。
ADVERTISEMENT
横断幕の横には、応援に駆けつけてくれた3人の美人編集者(集英社Iさん、幻冬舎Oさん、Sさん)が、「ねぇ、無理は禁物よ~」と声援を送ってくれている。
この言葉でリラックスできた私は、ビジネスソックスのJさんを振り切り、マメ筋3チーム中の1位を守った。
レース後、Jさんの素敵な奥さまがスタンドから応援していたことが分かった。彼がいつもより速かったのも納得である。
最終結果は以下のようになった。
● マメ筋B : 1時間37分38秒 総合269位(408チーム中) 部門48位(65チーム中)
● マメ筋C : 1時間38分47秒 総合288位 部門50位
● マメ筋A : 1時間45分33秒 総合364位 部門59位
なお、総合1位は、「山梨選抜U-30」で59分16秒。桁違いの速さだ。
「合計140歳以上の部」で入賞するためには、3位の「さいたま走友会」の1時間12分51秒を抜かねばならないが、これは難しい。「無理は禁物」というスローガンを捨て去る覚悟が必要だろう。
満月の浮かぶ国立競技場で行われた閉会式。
日が暮れていく国立競技場に、満月が浮かび上がるなか、閉会式が始まった。参加者達は、みなすがすがしい表情を浮かべている。入賞にはほど遠かった私達も「チーム対抗のレースもいいね」と話しながら記念撮影。
都心で開かれた今回の駅伝の魅力の一つは、アクセスの良さだと思う。
国立を出て、近所のスパに向かう。汗を流した後は、焼肉屋で打ち上げ。お互いの健闘を称えあった。
「来年の駅伝では、上位進出を狙うぞ!」と気勢をあげながら、いつしか話題は次の「旅ラン」へ。12月のレースに出ることを確認し合って、夜はふけていったのでした。