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岡田ジャパンの異様な風景。
闘莉王のカバーに遠藤って? 

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杉山茂樹

杉山茂樹Shigeki Sugiyama

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photograph byDaiju Kitamura/AFLO SPORT

posted2010/03/06 00:00

岡田ジャパンの異様な風景。闘莉王のカバーに遠藤って?<Number Web> photograph by Daiju Kitamura/AFLO SPORT

岡田ジャパンの異様な風景。闘莉王のカバーに遠藤って?

 番狂わせに必要なのは“弱者のメンタリティ”ではないか?

 闘莉王とコンビを組む中澤の衰えは著しい。先の韓国戦で、闘莉王退場後にストッパーの位置に入った岩政も、不安定さを露呈した。案の定、岡田サンは続くバーレーン戦で彼をメンバーから外している。

 ただでさえ、ストッパーは人材不足なのだ。そこに遠藤が下がって、中澤とともにセンターバックを務める姿を見せられると、本田の活躍を喜ぶ気は失せる。格下の、しかも主力を数名欠くバーレーンに2-0で勝利を収め、「騒動」が収縮に向かう姿に、むしろ絶望感を抱く。

 岡田ジャパンの通算成績は42戦24勝12分6敗。負け試合を7試合に1回しか経験できない不幸を今さらながら思う。培われるのは強者の論理。番狂わせに不可欠な弱者のメンタリティは養われない。闘莉王がガンガン上がり、遠藤がセンターバックに収まる姿はその象徴。末期的だ。やはり、このままではマズイ。

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