Sports Graphic NumberBACK NUMBER

<ロンドン五輪へ、22歳の誓い> 内村航平 「五輪で勝ったら、超ドヤ顔です」 

text by

矢内由美子

矢内由美子Yumiko Yanai

PROFILE

photograph byMami Yamada

posted2011/07/19 06:00

<ロンドン五輪へ、22歳の誓い> 内村航平 「五輪で勝ったら、超ドヤ顔です」<Number Web> photograph by Mami Yamada

北京五輪の後、練習中に閃いた「着地の極意」。

 それは、誰よりも正確無比な着地だ。海外のテレビ解説者は「まるで猫のような着地だ」と驚嘆の声を上げ、フォトグラファーは「内村の着地は美しい。何百枚撮っても使えないのは2、3枚しかないんだよ」と目を丸くさせるほどなのである。

 着地の極意について、内村は意外な事実を明かす。

「みんなは、着地を止めにいって止めているのだと思うのですが、僕は、止まるところで技を終わらせていれば勝手に止まるという印象なんです。技をちゃんとやれば自然と着地がうまくいくという考えですね」

「止める」ではなく、「止まる」。この感覚を身に着けたのは最近のことだ。

「それに気付いたのは、北京五輪の後です。北京の時も、結構止まってたんですけど、たぶんあれは運です。それに、子どものころから着地が得意だったわけではない。例えば、字でもそうじゃないですか。毎回同じ字を書くことはできない。それと一緒で、着地も絶対に同じところにはいかないのです。そんなある日の練習中にポンと閃いたのが、着地の前の動作が大事なんじゃないのかということでした。不意に気づいたんです。あれ? 今の止めにいってないな、と」

 発想の転換。内村は嬉々として続ける。

「その時に思ったのは、つまり元から違っていたんだな、ということでした。考え方を変えさせられたというか、目から鱗が落ちたというか。これはちょっと秘密にしておきたいな、俺だけしか知らないぞ、みたいな(笑)。だから、あまり教えたくない部分なんですけどね」

もはや無敵とも言える世界最強のオールラウンダーとなった内村。だが、困惑の表情で語ったのは「ライバル不在の難しさ」だった。1年後にロンドン五輪を控え、個人総合と団体総合の2冠を狙う22歳が、胸に秘めたプランを打ち明けた。
つづきは、雑誌「Number」782号、もしくはNumberモバイルでお読みください。
答えは過去にあり。~ニッポンの名将特集~
コメントする・見る

関連コラム

BACK 1 2

この記事にコメントする

利用規約を遵守の上、ご投稿ください。

内村航平
ロンドン五輪
オリンピック・パラリンピック

他競技の前後のコラム

ページトップ