SCORE CARDBACK NUMBER

マリナーズを変えた男、
グリフィーは辞めるのか。 

text by

津川晋一

津川晋一Shinichi Tsugawa

PROFILE

photograph byYukihito Taguchi

posted2009/10/01 06:00

マリナーズを変えた男、グリフィーは辞めるのか。<Number Web> photograph by Yukihito Taguchi

今年11月で40歳のグリフィー。通算2758本のヒット(9月22日現在)は現役最多となる

 9月のシアトルはすっかり秋空。9年連続200安打の“イチロー狂騒曲”が一段落し、ポストシーズン進出も現実的に厳しくなってきた中旬から、次のような横断幕が連日ファンの手によって球場内に掲げられはじめた。

『もう1年やってくれ、ジュニア!』

『本当にありがとう、グリフィー』

 地元のファンはケン・グリフィー・ジュニアの選手生活がいよいよ最後に近づいていることを悟っているのだ。今季マリナーズ復帰にあたって「僕はシアトルで育った。プロ生活をスタートさせたこの場所で現役の最後を締めくくりたい」と語ったグリフィー。全盛期にはほど遠い1年200万ドル+出来高で契約したことからも、シアトルを終焉の地として選んだ覚悟を窺い知ることができた。

こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。

残り: 597文字

NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく
NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。

#ケン・グリフィー・ジュニア
#シアトル・マリナーズ

MLBの前後の記事

ページトップ