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21歳、マキロイの快進撃を
阻んだマスターズの壁。 

text by

三田村昌鳳

三田村昌鳳Shoho Mitamura

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photograph byTaku Miyamoto

posted2011/04/21 06:00

21歳、マキロイの快進撃を阻んだマスターズの壁。<Number Web> photograph by Taku Miyamoto

マキロイは3日目まで首位をキープするも、最終日にワーストスコアの80を叩き、15位に

 今年のマスターズもまた、終盤に波乱が待っていた。3日目を終え、21歳のローリー・マキロイが2位グループに4打差をつける12アンダー。最終日が始まる前までは、この北アイルランドの若手を軸に優勝争いが繰り広げられると、誰もが考えていただろう。

 ところが、まずタイガー・ウッズが前半から猛チャージをかけ、アウトで31というハイスコアをマーク。マキロイとの7打差は、いつの間にかなくなっていた。そればかりか、マキロイが残り9ホールにさしかかった時、1打差の10アンダーに4、5人がひしめいていた。

 そして、マキロイ自身も「何が起きたのか解らなかった」という10番での大乱調。左に引っ掛けた第1打が木に当たり、大きく跳ねて、左サイドにあるキャビン(コテージ)の間に落ちた。大きくプランを狂わされたマキロイは、結局このホールでトリプルボギーを叩き、一気に8アンダーまでスコアを下げてしまう。

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