#1008
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「気づいたら満塁になっていて」和田毅は公立・浜田高校で2年連続甲子園に出場…エース左腕の忘れられない試合とは?《松坂大輔に沸いた1998年夏》
2026/08/18
松坂大輔の力投に日本列島が揺れた1998年夏。ホークス投手陣を今もなお牽引するベテラン左腕は、島根の公立校のエースとして、準々決勝の舞台へと臨んでいた。その胸には、1年前に味わった忘れがたい屈辱があった。(初出:Number1008号 [サヨナラ押し出しの悔恨]和田毅「一生忘れられないあの試合」)
人生で一番悔しかった日だ。「一生忘れられない試合です」。だけど、和田毅の脳裏から、肝心のラストシーンの記憶はすっぽりと抜け落ちている。
「本当に頭が真っ白になったんです」
1997年夏の甲子園。和田は浜田高校(島根)の2年生エースとして、母校を夏では16年ぶりの全国舞台へ導いた。その初戦で石川雅規(秋田商、現・ヤクルト)と投げ合い、3対1と2点をリードして試合は9回裏に突入していた。
「8回まで、ただ一生懸命投げていました。最終回の前に初めてスコアボードを見てしまった。あと3人を抑えたら勝てると気持ちが守りに入ったのかもしれません」
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photograph by Asahi Shimbun
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