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「Qちゃん、マジで何してんの!」高橋尚子の愛称を生んだ“裸にアルミホイル”と小出義雄が書いた鬼メニュー「今日は日本記録が練習…」《浜田雅功の対談連載》

2026/08/05
意外にも初対面だった2人
マラソンを「楽しい」スポーツへと変えた当人は爽やかなイメージの一方、努力と決断力の人でもあった。陸上競技で日本女子初の五輪金メダリスト、その誕生秘話に迫る。(原題:[浜田雅功 Next Step]連載第4回 GUEST:高橋尚子「走りも、しゃべりも、Qちゃんは止まらない」)

――お二人は初対面だそうですね。

浜田 そうなんですよ。初めまして。

高橋 よろしくお願いします。うわー、嬉しい。テレビで見てた人だ!

浜田 こっちのセリフですよ。シドニー五輪は見てましたからね。

――“生・浜田さん”はいかがですか?

高橋 お寿司のCMそのままです! どんなツッコミされるのか、めっちゃ怖い(笑)。

浜田 いやいやいや。今日はQちゃんの話をじっくり聞く場ですから。そもそも学生の頃から、将来は陸上選手になりたいと思っていたんですか。

高橋 いや、小さい頃からずっと「私は学校の先生になるんだ」と思っていました。うちは両親も、祖母も、ひいおばあちゃんも、教員なんですよ。

浜田 え? 先生しかおらんやん(笑)。

Takuya Sugiyama
Takuya Sugiyama

高橋 だから大学でも教職課程を履修して、教育実習にも行きましたし、私自身も先生になりたいと思っていました。でも、大学4年のときにちょうど陸上の実力もどんどん伸びてきて。可能性があるんだったら、競技を続けてみたいなって、初めて人生の選択肢を天秤にかけたんです。

浜田 実業団からは誘われていたんですか。

高橋 8社くらいから勧誘されていました。だから、教育実習でお世話になった先生に「自分を2、3年試したいから、実業団に行きます」と電話で伝えて。でも、そこでガツンと言われたんですよね。

浜田 どうしなさいと?

高橋 「2、3年やるくらいなら、時間の無駄だからやめてしまえ。日本一、世界一という高い目標を持っているのならやればいい。今、日本一の指導者は有森裕子さんを育てている小出義雄監督だ。そこに行く覚悟があるのならば、やれ」って。小出監督のいたリクルートは名門で、当然、私にオファーなんかなかったので「無理です!」って電話を切ったんですけど。そんなこと言われたら、気になりますよね?

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photograph by Takuya Sugiyama

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