錦織圭選手が今シーズン限りで現役を退くと決断した。
ニュースを聞いて、僕の心に最初に浮かんだのは、「お疲れ様」ではなく、「どれほど悔しかったろう」という思いだった。
なぜなら、錦織圭のテニスは、今でも世界に通用するからだ。時代が変わり、選手が大型化し、パワーとスピードが増している今でも、勝てるテニスを持っている。実際、彼の中にも「自分のテニスなら戦える」という確信があったはずだ。
プレーを見れば、それはすぐに分かる。そこに諦めの色はなかった。むしろ、ケガでツアーを離れている間もライバルたちの試合を観ながら、自分ならどう戦うかを考えていたに違いない。アルカラスやシナー、ジョコビッチら世界トップの選手たちと頭の中では何度もラリーを続けていただろう。
特製トートバッグ付き!
「雑誌+年額プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Tamon Matsuzono
この連載の記事を読む
記事


