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【動画】《麻布高→海外大合格…でもBリーグへ》20歳の大森康瑛が“歴史に名を残す”ためのビジョンと豪州修行で得たクオリティ「去年の今頃とは違う」《サンロッカーズ渋谷特集①》
近日中にベンドラメ礼生選手、ジョシュ・ホーキンソン選手の動画インタビューも配信予定です。Number1129号に掲載の[ナンバーノンフィクション]サンロッカーズ渋谷「葛藤と選択の90年。」もあわせてお楽しみください。
2024年6月、Bリーグ初となるU22契約を結んだのが大森康瑛選手。それと同時に、SR渋谷としてユースからトップチームに昇格した初めての選手にもなりました。
彼の経歴は異例ずくめです。都内有数の進学校である麻布中学・高等学校に在学中にSR渋谷U15に加入。U18へと籍を移すと、高校卒業時には海外大学に合格しました。
「ずっと自分の中では海外の大学生活を送りたいというのがあって、(トップチームの)オファーを受けた時には海外行きますみたいな感じでした」
かねてから多くの偉人の伝記を読破し、「歴史に名を残したい」と考えていた大森選手にとって、海外の大学に進み起業するという夢への一歩を踏み出しかけたところでした。
しかし前年に練習生としてトップチームの雰囲気を肌で感じ、周囲とも話す中で「ちょっと待てよ、もうちょっと真剣に考えてみよう」と心が揺れ動きます。そして契約を結ぶタイムリミットまでの3カ月間、とにかくいろんな人と会い、話を聞いていくと「今しかないこういう機会にやってみるのはすごく良いんじゃないか」と考えるようになりました。

こうして足を踏み入れたプロの世界ですが、昨季の歩みは決して順調とは言えません。出場3試合でプレータイムはわずか6分3秒。得点にいたっては0点という結果でした。
「いろいろと覚えることが多すぎて、実際のバスケットボールの動きと離れてしまったり、型に沿ってどうしようとかここはパスをした方がいいとか色々頭の中で考えちゃってこんがらがってミスしたりが多かった」
オーストラリア武者修行で得た手応え
シーズン終了後の5月、オーストラリアNBLへの派遣選手に選ばれると、ワーウィック・セネターズをはじめとして3チームで練習に参加する武者修行の日々を送ります。1時間半の練習で「3Pを1本も外さない」選手を目の当たりにして衝撃を受け、「交代しろよ」と言わないと練習に入れないような環境の中に身を置いてきました。
「こっちに戻ってきて練習も始まって、去年の今頃と全然違うクオリティでバスケができていて、そこに関しては自信を持っています」
「今シーズンが一番、自分にとってプロ選手になる上で大切」と語る大森選手の口ぶりは力強く、自信も感じられました。その言葉が示す通り、今季はすでに出場10試合でプレータイムも21分55秒、10得点を記録(11月21日時点)するなど、徐々にチームの戦力としての階段を上っています。

この動画では以下のようなことについても語っていただいています。
- 朝6時から夜9時までバスケ漬けのオーストラリア修行
- 父の勧めとサンロッカーズ渋谷との出会い
- 子どもの頃に抱いた「総理大臣」の夢
- 「可能性を捨てない」からこそ考えるバスケ以外の道
- 東京生まれ東京育ちが考える自らのアイデンティティとは
スティーブ・ジョブズのようになりたいとも語る大森選手。「バスケを死ぬ気で頑張り」つつも、常にあらゆる可能性に思いを巡らせるそのビジョンは今後どんな未来を描き出すのか。希望とポテンシャルに満ちた大森選手の約40分のインタビュー動画をぜひご覧ください!(聞き手:鈴木忠平 9月1日取材)
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※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
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