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「エリート中のエリート」アメリカ野球殿堂“1年目選出”の凄さを徹底解説…イチローが「音のないクラブハウス」で感銘を受けたレジェンドは?《62名完全リスト付》
「選ばれし者」の証だった。
日本人として初めて米野球殿堂入りを果たしたイチローは、有資格1年目でクーパーズタウンにその名を刻んだ。選手表彰者278人の中でも、1年目での選出は、今回、「同期」となったCC・サバシアを含めて史上62人。長い歴史を持つ米国野球界でも、文字通り「エリート中のエリート」として認められた。
2019年のマリアノ・リベラ以来、史上2人目となる満票にはわずか1票届かなかった。発表直前の段階で半数以上が判明していた投票経過では100%を維持しており、野手初となる快挙の行方に注目が集まっていた。それだけに発表直後は、米メディアやSNS上で不投票者への猛烈な批判の声が高まり、「犯人捜し」が始まりそうな気配すら漂っていた。
だが、発表直後に記者会見に臨んだイチローは、そんな周囲の不穏な空気を制するかのようにサラリと言った。
「すごく良かったと思います。しかもジーターと一緒。足りないものって補いようがない。人っていろんなことが足りない。それを自分なりに完璧を追い求めて進んでいくのが人生。不完全であるのはいいなって。不完全だから進もうと思う」
イチロー「改めてプロとはこういう集団なんだと教えられた」
'12年からヤンキースで一緒に戦った「ザ・キャプテン」ことデレク・ジーターも、'20年に1票足らずに満場一致でなかった。イチローはクーパーズタウンで再会したい人を問われたときも、マリナーズの同僚だったケン・グリフィーJr.とエドガー・マルティネスに加え、ジーターの名前を挙げた。
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