WGP250ccクラスで6年目のシーズンを戦う青山博一が、念願のタイトル獲得に向けて着実に前進している。第11戦チェコGP(250ccクラスは10戦目)を終えて総合首位。2年前に開発の止まったホンダRS250RWで3勝を挙げる素晴らしい走りに、あらためて評価が高まっている。
実力よりもスポンサー。経済危機が日本人ライダーを襲う。
しかし、来季に向けてのストーブリーグでは、大苦戦を強いられている。すでに、総合2位のA・バウティスタがスズキ、3位のM・シモンチェリがホンダ・グレッシーニ、4位のH・バルベラがチーム・アスパー(ドゥカティ)からモトGPクラスに移籍することが決まった。もちろん、青山博一も話題に上るが、いまだに決定的なものはなく、その理由は「日本人だから」という言葉に尽きるようだ。
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photograph by Satoshi Endo