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苦い経験から学んだ、 堅固なチームの作り方。

 こんなことを言うとファンの人には怒られるかもしれないが、何年もの間、オーランド・マジックは砂の城のようなチームだと思っていた。比較的短期間でチームを作り上げたかと思うと、波にさらわれるかのようにあっと言う間にそのチームが崩壊するということを繰り返してきたからだ。

 最初は'92年と'93年に2年連続でドラフト1位指名権を引き当て、シャキール・オニールとアンファニー・ハーダウェイを獲得したとき。'95年にNBAファイナルに出場したが、その一年後にオニールに逃げられてチームは崩壊した。

 二度目は2000年夏、フリーエージェントでグラント・ヒルとトレイシー・マグレディという二人のスーパースターを一度に獲得して復活を狙ったとき。ヒルの故障や、'04年、マグレディを本人の強い希望でトレードに出すと、プレイオフ1回戦すら勝ち抜けずにチームは崩壊した。やはり簡単に作れる砂の城は壊れるのも早いのだと思ったものだ。

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