女子マラソンの高橋尚子(スカイネットアジア航空)が'01年に作った2時間19分46秒の日本記録がついに破られた。破るとしたら高橋自身だろう、と思われていたこの記録を破ったのは、高橋ではなくアテネ五輪代表から漏れた渋井陽子(三井住友海上)だった。
9月26日に行われたベルリンマラソンに出場した渋井は、3人のペースメーカーに引っ張られるようにして5kmを16分30秒前後のハイペースで突っ走った。20kmは1時間6分4秒で高橋の通過記録を7秒上回り、25kmで初めて高橋のスプリットより遅れたが、これまで苦手としていた後半の30km過ぎから再スパート。30kmから35kmまでの5kmを16分17秒の驚異的なペースで乗り切り、見事に高橋のタイムを5秒上回る2時間19分41秒の日本新記録をマークした。
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