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アメリカ戦の黒星で一皮むけた藤川球児。

2009/03/08

 WBC出場組は、シーズン序盤、疲れと達成感からか調子の上がらない選手が多かった。そんな中、交流戦終了時点で防御率0点台という阪神・藤川球児の安定感は一際目立つ。

 WBC2次リーグ、アメリカ戦の経験は大きかった。9回から登板し、一死満塁のピンチを招く。ケン・グリフィーJrから三振を奪ったものの、最後はAロッドにサヨナラヒットを打たれ負け投手。よほど悔しかったのか表彰式では、役員が一人おきに渡すことになっていた金メダル授与を、飛ばされたと勘違いしてこう言った。「働かない人にはくれんのですか」

 藤川の名が全国区になったのは昨シーズン。物議をかもした清原との対戦がきっかけだった。大量リードしていたにもかかわらずフォークで三振を奪い、清原が激怒。「力で抑えきるピッチャー」を目指したのは、それからだ。

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