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好調ピストンズを支える、ホームコートの大合唱。

 デニス・ロッドマンがNBAのコートから去って久しい今、NBAで最も人々の神経に障るものといえば、デトロイト・ピストンズのホームコートで聞かれる「デートローイト・バスケットボール」の合唱だ。ピストンズがリバウンドやスティールでボールを奪うたび、場内アナウンサーとファンが声をあわせて叫ぶ。ピストンズ・ファンにとっては鳥肌が立つほど誇らしく、相手チームのファンはテレビから聞こえてくるだけで耳をふさぎたくなる瞬間だ。

 ファンの声援までが嫌われるのは、ピストンズがそれだけ強い証でもある。2年前にNBA優勝、昨季もNBAファイナルで7試合にわたる熱戦を戦い、あと一歩で連覇を逃したピストンズだが、昨季後に名将ラリー・ブラウンが去ったことで、今季も強いピストンズのままでいられるかどうかを疑問視する声もあった。ところが開幕から1カ月半がたち、イーストのライバルたちがコーチ交代(マイアミ)や中心選手のトレード要求(インディアナ)で揺れるのを尻目に、勝率8割を超える快進撃でカンファレンス首位を独走中(12月15日現在)だ。

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