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ポーランド、ウクライナ、アルバニア、そしてスウェーデン……堅守速攻の難敵がひしめく欧州プレーオフB組を相手に日本はどう戦うべきか《グループF対戦国研究》

2026/01/25
Gyokeres(スウェーデン)/ Lewandowski(ポーランド)
オランダ、チュニジア、そして欧州プレーオフB。出場国数の増加はグループの易化を期待させたが、日本が戦うF組には、難敵が集まっている。(原題:[グループFのライバルたち]対戦国研究 欧州プレーオフB組)

 いまだ戦時下のウクライナにおける団結と希望の象徴。レブロフ監督の下で、柔軟なチームに仕上がりつつある。基本布陣は4-1-4-1。守備時は5-4-1で分厚く守るオプションも。攻撃時は遅攻も試みるが、一番の強みは両サイドをシンプルに使った速攻だ。その終着点が大砲ドフビク。スペインのラ・リーガで得点王に輝いた実績を誇る。また、スダコフというクリエイティブな仕掛け人を擁し、天才肌のMFマリノフスキも健在。そのうえ、当代屈指のCBザバルニィが最終ラインを統率する。穴の少ない守備力が光る一方、巧みな配球でビルドアップの起点になる。使命感に燃える彼らを破るのは簡単ではない。

Zabarnyi(ウクライナ) Getty Images
Zabarnyi(ウクライナ) Getty Images

 伝統と革新の狭間で揺れ動く北欧の雄。昨年10月、欧州予選で不振にあえぐチームの再建を託されたのがポッターだ。かつて同国のエステルスンドを4部から1部リーグに引き上げ、国内カップ制覇に導いた手腕が評価された。だが、監督就任後は1分け1敗の未勝利。前任者の3バックから伝統の4-4-2に戻したが、後ろからパスをつなぐ新たな試みが停滞を招いた感もある。エースのFWイサクら攻撃陣のタレントにケガ人が相次いでいるのも悩みの種だ。イサクの不在が濃厚なプレーオフで、もう一門の大砲ギェケレシュを生かすプランを見出せるか。理想と現実との折り合いを含め、指揮官に課された使命だろう。

 伝統の鋭いカウンターアタックが際立つ東欧の実力派。ウルバンが新監督に就任した昨年7月以降、公式戦は4勝2分けの無敗。強豪オランダとも互角(2分け)に渡り合った。躍進の引き金は前監督との確執で代表から遠ざかった巨砲レバンドフスキの復帰だ。ウルバンが彼を再び主将に指名し、淀んだ空気を一掃した。チームのオーガナイズも整理され、守備時はハイプレスと5-4-1のブロックを巧みに使い分け、攻撃時は司令塔ジーリンスキを介した速攻に一段と磨きがかった。事実、レバンドフスキと絡む2シャドーにはカミンスキ、ザレフスキら新進気鋭の役者がそろう。本大会に進めば、厄介な相手になるはずだ。

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photograph by AFLO / Getty Images

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