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「日本代表の実力を証明したい」オーストラリア、南アフリカ、アイルランド…強豪国とのテストマッチ5連戦を前に李承信が語る「10番としての覚悟」【インタビュー】
7月、北九州でウェールズに勝った。1週間後、神戸では負けた。夏のパシフィックネーションズカップ(PNC)では、カナダ、アメリカ、トンガをボコボコにして、フィジーには勝てそうで勝てなかった。
「スピードに乗ったアタック。そして、停滞した時のキックの精度。日本代表が超速ラグビーを展開するために必要なことです。たしかな手ごたえがありました」
そう話すのは、夏の間、日本代表が戦った6試合すべてで先発スタンドオフを務めた李承信だ。
エディー・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)が復帰した昨年は、強豪国相手に大敗を重ねた。チームの芯がどこか見えなかった。しかしいま、日本代表のラグビーは良化している。そして、面白い。いったい、なにが変わったのか?
「去年に比べて、ゲームプランが明確になりました。エディーさんは超速ラグビーを掲げていましたけど、具体的に戦術まで落とし込めていなかったと思います。今年はスピードのあるアタックをして、モメンタム(流れ)を作る。もしモメンタムが停滞してしまったら、9番と10番が状況を判断して、キックに切り替え、ボールの再獲得を狙うというオプションが増えました。プランが明快になったことで、アタックとキックのバランスが良くなっています」
攻めが停滞しているかどうかは、ある程度は類型化できるにせよ、相手の陣形を見ながら瞬時に判断しなければならない。
「判断が求められる状況ではスクラムハーフとの連係を意識してますし、キックを蹴るにせよ、空中戦で再獲得するためにはキックの精度が求められます」
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