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「試合は現地集合、現地解散で」三木つばき22歳が“ナショナルチーム消失”後に世界選手権で優勝できた理由とは?《スノーボード金メダル候補》

2025/07/17
23年世界選手権のパラレル大回転で金メダルを獲得した三木

 スノーボード・アルペンで日本初の五輪金メダルを目指す選手がいる。三木つばきだ。

 2024-'25年シーズンの活躍は圧巻だった。ワールドカップではパラレル大回転とパラレル回転の計17戦で4度頂点に立ち、総合優勝。表彰台には13度も上がった。世界選手権では五輪種目のパラレル大回転で銀メダル、非五輪種目のパラレル回転で金メダルを獲得した。

「常に上位であり続けることの大変さはずっと競技をやってきて感じてきたところだったので、よかったと思います」

 世界で一、二を争うトップスノーボーダーとして活躍する三木は、異色の経歴を持つ。長野県白馬村に生まれ、4歳でスノーボードを始めたが、翌春、静岡県掛川市に引っ越した。掛川市は近隣を含めスキー場のない地域でいったんはスノーボードから離れた。だが、「スノーボードがしたい」という気持ちは消えず、やがて週末に両親に連れられてスキー場に遠征し、スノーボードを再開した。

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photograph by JIJI PRESS

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