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「師匠は稽古では厳しいけれど」初土俵から9場所で新入幕…安青錦と安治川親方が語る“ウクライナ”と“相撲道”《化粧廻しのキース・ヘリングに込められた意味は?》

2025/03/22

 2023年、安治川部屋の家屋が新築される前のこと。一時的な仮宿舎として借りられていた、都内下町マンション2階の小さな一室。師匠の取材に訪れると、部屋の隅っこで、重ねた座布団を背にぽつんと座っている青年がいた。青みがかった目をした、栗色の髪のこの青年は、力士を目指して海を渡り、外国人入門者に課せられた研修期間を過ごす、愛称“ダーニャ”君だった。

 そのダーニャ君に話を聞いたのは三月春場所、新番付発表後のこと。

――新入幕おめでとうございます。

「ありがとうございます。目指しているところが違うので、とりあえずという感じです。新入幕できて良かったですけど、上を目指してるだけで、新入幕のスピードは別に気にしていなかったです。周りに言われると、自分でも早かったのかな、と思います」

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photograph by KYODO

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