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《インタビュー》「どこでも守れる。何番でも打つ」トミー・エドマンが語る万能選手のルーツ…スタンフォード大学での専攻は「数理と計算科学」

「トミーは間違いなくMVPだと思っています。このシリーズだけでなくて、シーズンの途中から来ましたが、本当に大きい仕事を、数字に残らないところも含めて本当に素晴らしい選手だなと思っています」
大谷翔平がそう称賛したのが、昨年のナ・リーグ優勝決定シリーズで合計11打点と大活躍してシリーズMVPに選出されたトミー・エドマンだ。
7月のトレード期限を目前にして、カージナルスから移籍してきた。しかし、当時のエドマンがドジャースで活躍できるかどうかは不透明だった。手首と足首の故障で開幕から故障者リスト入りしたまま、シーズンで1試合も出場していなかったからだ。ただ、長年、エドマンに目をつけていたドジャースは、多少時間がかかっても、復帰を待つだけの価値が彼にはあると判断したのだろう。
移籍から3週間後、8月19日にようやくドジャーブルーでデビューを飾った。それからレギュラーシーズンでは37試合に出場して打率.237、出塁率.294、6本塁打、6盗塁という目立たない数字だったが、大谷やフロントが評価したのはファンが目にする数字以外のところにある。
その37試合だけでも、中堅、遊撃、二塁の内外野3ポジションを守りながら、打順は4番から9番でスタメン出場していた。さらに、彼の優れた走塁技術や判断力は、決して数値に反映されない。
オフに入ると、ドジャースはエドマンと2029年までの5年総額7400万ドルで契約を延長した。今年5月に30歳を迎えるエドマンは、いったいどんな選手なのか。
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