群馬クレインサンダーズから4季ぶりに古巣・新潟アルビレックスBBへ復帰した五十嵐圭。キャリア22年目。粉骨砕身の覚悟で勝負のシーズンに挑んでいる。
「直近3シーズンは群馬でプレーしていたので離れてはいましたが、新潟はBリーグ初年度から在籍し、さらに出身地のチームでもある。それが一昨シーズンにB2、そして昨シーズンはB3へと降格が決まった。その姿を見るのは、正直、悔しいというか、残念というか……複雑な気持ちでしたね」
厳しい状況に置かれた昨季終了後、「チームを引っ張って欲しい」「クラブを立て直してほしい」という新潟からのオファーを受け、44歳にして復帰を決断した。
「どこに行ってもプレーできる自信はありましたし、とにかくクラブをどうにかして立て直さないといけないという思いが強かった。今は落ちるところまで落ちてしまったけれど、日本で初めてのプロチームである新潟を、チームが本来あるべき場所に戻したかった。クラブが最初に立ち上がったときのように、新潟県民のみなさんに応援してもらえるような、愛されるチームに復活させたかったんです」
B3は「実際に戦ってみると想像以上に難しい」
2季連続でリーグ降格した新潟は、今季からB3リーグで戦っている。当面の目標は1年でのB2復帰だが、開幕から苦しい戦いを強いられ、12勝12敗で9位(1月10日時点)と低迷している。
「B3を経験した選手からも事前にいろいろ話を聞いてはいましたが、実際に戦ってみると想像以上に難しいなと感じています。ただ、相手のプレーやレベル以前に、まずは自分たちのバスケをしっかり確立させなければいけないと痛感しました。前半リードしていても後半に逆転をされるのは自力がない証拠。少しずつチーム力はついてきていると思いますが、さらにレベルを上げていかなければなりません」
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