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【独占インタビュー】フィリップ・ブランが期待する日本代表の“新しい歴史”「石川祐希の最大の功績は…」《高橋藍に「強く、強く勧めました」…何を?》
――監督、お久しぶりです。すでに韓国で仕事を始められているのですね。
「オリンピックが終わってから5日だけ休み、今度はソウルにやってきました」
――ほとんど休んでないじゃないですか。
「やらなければならないことが山積みです。組織をオーガナイズし、問題点を指摘し、改善しなければなりません。しかも、新しいシーズンは目の前に迫っていましたからね」
――ところで、韓国の食事はいかがですか。
「とにかく辛い! 辛すぎます。でも、焼き肉は美味しいですよ」
祐希は技術面も、リーダーシップの面でも大きく成長した。
――さて、パリでの夏の経験を話していただかなければなりません。準々決勝のイタリア戦、なんとも悔やまれます。
「とても悲しい体験になりました。私はひとつの大会が終わると、すべての試合を見直し、長所と短所を洗い出すのです。今回、私は初めて日本の試合を振り返る作業をしなかった」
――それは、なぜですか。
「韓国リーグの試合を見なければならなかったという事情はあるにせよ、どうしたことか、そういう気持ちになれなかったのです。ただし、イタリアと互角の試合を展開できたことは誇るべきことですし、準々決勝ではありましたが、オリンピックのバレーボール競技のなかでも、ベストマッチのひとつだったと感じています。ただし……」
――なんです?
「私のコーチングキャリアで、総得点で上回っているのに敗れた試合は初めてだったのですよ」
――なんという……。それでも、選手たちは最高の働きを見せたと思います。特に石川祐希はオールアウトしたんじゃないでしょうか。彼はあなたが指導者になってからの7年間で、驚異的な成長を見せました。
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