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《サンロッカーズ渋谷》ジョシュ・ホーキンソンが語るピック&ロールの充実「私たちは選手層が厚く、手強いですよ」【インタビュー】

渋谷で2年目のシーズンを迎えるジョシュ・ホーキンソン
新シーズンに向けて牙を研ぐビッグマンの脳裏には、CS進出を逃した昨季の、苦い記憶が張り付いている。パリで掴んだ自信を胸に、移籍2年目の覚悟を明かす。
 発売中のNumberPLUS「B.LEAGUE 2024-25 OFFICIAL GUIDEBOOK」より、[インタビュー]ジョシュ・ホーキンソン(サンロッカーズ渋谷)「私たちは手強いですよ」を特別に公開します。

 2023年2月10日に日本国籍を取得したことで、ジョシュ・ホーキンソンのバスケットボール人生は大きく変化した。

 日本代表に選ばれて出場したFIBAバスケットボールワールドカップ2023では、フィンランド、ベネズエラ、カーボベルデに勝利し、パリ五輪の出場権獲得に大きく貢献。今夏の五輪本番では3連敗という結果に終わったが、ホーキンソンは平均18.3点、9.7リバウンド、3Pシュート成功率75%と素晴らしいパフォーマンスで日本を牽引した。

現代バスケにフィットしたオールラウンダーなビッグマン。

 ホーキンソンの強みは、208cmのビッグマンとしてインサイドでフィジカルな攻防に対処できるだけでなく、身体能力の高さ、機動力、シュート力、リバウンド力も持っている点。ポジションレス化が進行していると言われる現代バスケットボールでは、ホーキンソンのようなオールラウンドにプレーできるビッグマンが重宝される。

「昔のビッグマンは、バックダウンしてリングに向かい、フックショットを打つだけでした。しかし、NBAでMVPになったニコラ・ヨキッチのように、今ではシュート、ドリブル、パス、そしてハイレベルな得点能力も求められる。バスケットボール自体、コートを広げながらディフェンスに対してミスマッチを作れる選手に有利なゲームへと移行していますし、私にはそれができると思っています。インサイドでもアウトサイドでもプレーできるのが、私の強みです」

 偉大なスコアラーだったニック・ファジーカスを筆頭に、日本代表に大きく貢献した帰化選手は過去にもいた。しかし、ホーキンソンほど現代バスケットボールにフィットし、日本代表に大きなインパクトをもたらした選手はいないだろう。

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photograph by Kiichi Matsumoto

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