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開幕戦で、昨年WBCで共に日の丸を背負った戦友との対決が予定されていたが、怪我のため大谷、山本との対戦はお預けとなった。LAで生まれ育った彼にとってのドジャース、そして今季にかける思いとは。(原題:[ライバルの視点]ヌートバーが見たドジャース)
マニー・ラミレス……?
LAで生まれ育ったラーズ・ヌートバーに子どもの頃のドジャースのアイドルを問うと、意外な答えが返ってきた。
確かにマニーはオールスター12度出場の名選手だが、そのすべてはインディアンス(現ガーディアンズ)とレッドソックスでプレーした16年間の出来事だ。
36歳になった2008シーズン途中からドジャースに移籍し、3年にわたって44本塁打を放ったものの、多くの野球ファンの印象には残っていないだろう。しかし、彼がドジャーブルーをまとう姿は、当時11歳だったヌートバー少年の目にキラキラと映った。最高に格好良かった、未だに忘れられない、と大人になったヌートバーが言う。
「彼が守っているレフトはハリウッドに因んで“マニーウッド”と呼ばれていたよ。僕はずっとドジャースの大ファンだったけど、特に“マニーウッド時代”は衝撃的だった。ちょうど感化されやすい年頃でもあったから、当時のドジャースには今でも良い思い出ばかり抱いているんだ」
そんなヌートバーは今季、カージナルスの選手としてドジャースタジアムで開幕戦を迎えることを楽しみにしていたが、キャンプ中に肋骨骨折を負って故障者リスト入りしてしまい、間に合わなくなってしまった。開幕から13試合を欠場した後の4月12日、ようやく戦列に復帰した。
山本由伸の活躍にも太鼓判。
かつてのマニーがそうだったように、大谷翔平と山本由伸が加入した今のドジャースも、現代のLAの子どもたちにとってキラキラと光る存在だろう。今はライバルに立場を変えたヌートバーも、ドジャースの新戦力を高く評価する。
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photograph by Yukihito Taguchi