「初場所で大関とりへ」相撲界の“サラブレッド”琴ノ若、長く活躍するためのコツは？《元横綱・稀勢の里が徹底解説》

　一年納めの九州場所も終わり、今回は来場所に大関とりがかかる琴ノ若関を取り上げたいと思います。

　琴ノ若関は1997年生まれの26歳。おじい様は元横綱・琴櫻関、お父様は審判部長を務める佐渡ケ嶽親方（元関脇・琴ノ若）という、競走馬でいえばサンデーサイレンス産駒並みのサラブレッドです。189cm、170kgという堂々たる体躯で、あそこまで大きくなれたのは血統もさることながら本人の相当な努力もあったと思います。

　今年は6場所連続で勝ち越し、関脇に昇進した九月場所は9勝を挙げ、九州場所でも11勝と、安定した成績を残しています。

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