#1081
巻頭特集

「自分の世界に入りすぎ」「パワーだけで打ってない?」西田有志と古賀紗理那が語りあう“究極の1点”と家庭内バランス【夫婦対談】  

昨年末、電撃結婚で世間を驚かせた男女代表のエースは、ともに日の丸を背負って世界を相手に戦い続けている。攻撃的なポジションを担う夫婦が究極の“1点”について語った。

――バレーボール選手として、お互いをどんなふうに見ていますか。

古賀 パワーだけで行くイメージですけど、実はちゃんとブロックを見て、そこからパワーで打ち抜く。考えてプレーしているところはすごいな、と思いながら見ています。

西田 僕は根っからバレーボールが好きなので、紗理那もバレーボールを楽しんでいることを体現できているところが好きです。でも、集中しすぎて自分の世界に入りすぎるところは直したほうがいいかな(笑)。

古賀 それは結構言われるね。お互いの試合も一緒に見ながら、いろいろ話すし。私も有志のサーブを見て「サービスエースは取るけど、しなやかさがなくなって、パワーだけで打ってない?」とか言うこともあるんですよ。客観的に男子バレーを見て「面白いね」という話も普通にするよね。

Kiichi Matsumoto
Kiichi Matsumoto

西田 今はボールが落ちなくなってきたのがとにかく象徴的で、そこからの攻撃展開のバリエーションが豊富。ディフェンス力がどのチームよりも上がれば、どんな相手にも勝機はあると思っているし、決めきれる選手が集まっている。こうすれば点が取れる、というシナリオが見えているから、理想に近づけている感覚があるかな。

古賀 一般的には「女子の方がディフェンスがいい」と言われることが多いけど、今の男子(日本代表)を見ていると、むしろ女子(日本代表)こそもっとディフェンス力を上げなきゃ、と思うし、もっといろんな精度を高めたい。目で見える結果としては、スパイカーが決めたか、ミスをしたか、シャットされたか。スパイカーの数字だけに注目されがちだけど、そこに至るまでのトスやフォローの精度が重要。チームとしてそのあたりの意識をもっと高めていきたい。

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photograph by Kiichi Matsumoto
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