新関脇として土俵に上がった若隆景の快進撃には、誰もが目を見張った。
辛口解説者の北の富士氏をもって、「いいねぇ~」とうならせ、八角理事長も「最高の相撲」と絶賛。「技術がうまいというよりも、今場所の若隆景は『強い!』の一言」と感嘆する親方の声も聞いた。
相手得意の形にさせないように、おっつけ、はず押しを駆使。下から上に攻め込んで右四つで組み止め、寄り切るのが真骨頂だ。さらに先場所は、小気味よいほどにスピード感も増していた。
181cm130kgと、けして大きくはない体を充分に生かし、均整の取れた筋肉質の体は、昭和の時代の力士を彷彿とさせる。
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photograph by AFLO