7月に福岡で開催された世界選手権で銅メダル2個にとどまり、危機が叫ばれている競泳ニッポン。しかし、パリ五輪の金メダル獲得へ向け、必死に足掻き続けているスイマーがいることを忘れてはならない。'21年東京五輪、'22年ブダペスト世界選手権、'23年福岡世界選手権と、3年連続で主要大会の男子200mバタフライ(2バタ)のメダルを手にしている21歳の本多灯(イトマン東京)。
「金メダルを獲りたい、世界一になりたいという大きな目標をブラさない」と言い切る、日本のエースだ。
本多にとって福岡での世界選手権は、揺れ動くメンタルとの闘いだった。メダリストとして22年ぶりの自国開催で好成績を収めたいという意欲が強かったのだろう。「自分で勝手にプレッシャーをかけてしまって、不安になった」という。
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