WBCという略称ですっかり定着したワールド・ベースボール・クラシックは、2023年で第5回を迎え、出場は16カ国から20カ国に増えて、世界一を決めるにふさわしい広がりを持つ大会になってきた。
日本代表は3月9日に1次ラウンドの初戦となる中国戦を迎え、そのあと韓国戦、チェコ戦、豪州戦と戦っていくが、米大リーグでプレーしている選手を含め、最高峰のプレーヤーがそろったチームになった。
だが、歴代で最高という声もあがるメンバーになったのは日本代表だけではなく、米国代表も同じだ。
米国は前回、'17年の大会で初めて優勝を果たした。WBCは、米大リーグ機構と米大リーグ選手会が共同で立ち上げた組織によって始まったものだが、米国は、スター選手がこぞって出場してきたわけではなかった。
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photograph by Yuzuru Ichimura(illustariton)
