最後の夏に調子の上がらないなか、初戦で柳ヶ浦に勝利。次戦は、県大会では川内の木佐貫に投げ勝ち、甲子園でも無安打投球で波に乗る杉内俊哉を擁する鹿実だった。
1998年、夏の甲子園。春夏連覇を目指す横浜は初戦、柳ヶ浦と対戦した。夏の大会を前にフォームのバランスを崩し、思うようなボールが投げられなかった松坂大輔はいきなりピンチを背負う。ツーアウト満塁から柳ヶ浦の6番、広瀬忠臣が松坂のストレートを右方向へ弾き返した。
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アウトコースを狙ったストレートが真ん中に入った記憶があります。スピードもあまり出ていませんでした。ライト線を襲った、ライナー性の当たりです。その打球に、ライトを守っていた小池(正晃)が追いついてくれたんです。あのファインプレーには助けられましたね。
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