「まあオリンピックのプレッシャーなんて、斉藤(仁)先生のプレッシャーに比べたら、もう屁の突っ張りにもなりません」
2008年の北京オリンピック。歯に衣着せぬ発言で物議を醸した金メダリストがいる。柔道男子100kg超級を制した石井慧だ。その後、総合格闘技への転向を表明。翌年大晦日の吉田秀彦戦でプロデビューを果たした。北京から13年、石井はいまも総合格闘技を続けている。
2008年の北京オリンピック。歯に衣着せぬ発言で物議を醸した金メダリストがいる。柔道男子100kg超級を制した石井慧だ。その後、総合格闘技への転向を表明。翌年大晦日の吉田秀彦戦でプロデビューを果たした。北京から13年、石井はいまも総合格闘技を続けている。
石井慧
柔道男子/北京五輪金メダル 総合格闘家
僕個人の意見として、東京五輪はやらない方がいいと思っています。中止になったら、国内では最重量級最後の金メダリストとして自分の名前が残るじゃないですか(微笑)。絶対やると思いますけどね。
開催されたら、昨今のコロナ禍の影響で参加しない国も出てくるでしょう。ヨーロッパからも不参加を表明する国は出てきそう。そうなれば、日本は金メダルのラッシュですよ。競技者だったら、対戦相手が誰であっても金メダルを獲ったらバンバンザイ。そのために生きているわけですからね。
柔道に関していえば、『東京スポーツ』からコメントを求められるので、試合映像を見るように心がけています。男子100kg超級では原沢久喜君の出場が内定しているけど、(この階級の絶対王者である)テディ・リネール(フランス)を倒すことだけを考えたら、影浦心君のようなタイプを出した方がいい。リネールは影浦君のような小さなケンカ四つが苦手ですからね。
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photograph by Yuki Suenaga