大会を開催できている競技はほとんどない中で、影響を受けていない競技などないと言えるが、影響の大きさは、競技によっていろいろだ。競技の運営形態から、影響の大きいものとして、ゴルフをくわしく見てみたいと思う。
日本のゴルフのトーナメントは、4月27日の時点で男女ともに6月まで含めて開催できないことが決まっている。男子は国内での初戦が4月16日の開幕だったのでまだ7戦にとどまっているが、3月5日に開幕するはずだった女子のほうは、すでに14戦が取り止めになっている。年間で決まっていたのが37戦だから、3分の1あまりのトーナメントがなくなってしまったわけだ。6月11日からのサントリーレディスオープンに関しては決まっていないが、開催地である兵庫県まで集まるために、ゴルファーたちや大会の関係者が交通機関に乗ったり、宿舎に滞在したりすること自体が、新型コロナウイルスの感染の防止のためにはよくないことなので、簡単ではなさそうだ。
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photograph by KYODO