“人間発電所”ブルーノ・サンマルチノ、死す。この悲報が飛び込んできたのは4月19日のことだ。アメリカのメジャー団体WWEが現地時間18日、サンマルチノがピッツバーグで死去と発表した。82歳だった。
日米のマットを股にかけ大活躍した、昭和のプロレス界を飾ったレジェンドだ。元WWF(現WWE)ヘビー級王者の訃報に接し、驚きはなかった。ひとつの時代が終わった。妙な虚脱感だけが残った――。
サンマルチノは1935年10月6日、イタリアのピッツォフェッラート出身。'51年に一家揃ってアメリカ・ピッツバーグに移住。大工の息子であるサンマルチノは終生、この街を離れることはなかった。
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photograph by AFLO