いま、J1リーグでもっとも忙しいゴールキーパー(GK)だろう。横浜F・マリノスの飯倉大樹だ。
走る、走る。とにかく走る。今季の開幕戦で記録した走行距離は約6.5km。他クラブのGKの平均が約4.5kmだったから、2km近く多く走ったことになる。
「彼の役割は劇的に変わった」
アンジェ・ポステコグルー新監督が言う。実際、今季から新たな役割が追加された。それが“かりそめのリベロ”である。
今季のマリノスは超のつく「ハイプレス・ハイライン」に挑戦中だ。最終ラインを極端に押し上げ、前線から果敢にボールを奪いにいく。プレスが空転すれば、一発でラインの裏を突かれかねない。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by J.LEAGUE PHOTOS