【自転車競技メカニック】
本場のヨーロッパはもとより、今や世界の国々を転戦し、熱い戦いでファンを興奮させている自転車ロードレース。鍛え抜かれた選手たちが乗る自転車の整備・調整から、レース中のサポートまで一手に担うメカニックの技とは?
本場のヨーロッパはもとより、今や世界の国々を転戦し、熱い戦いでファンを興奮させている自転車ロードレース。鍛え抜かれた選手たちが乗る自転車の整備・調整から、レース中のサポートまで一手に担うメカニックの技とは?
自らの肉体を動力にし、自転車で1日数百kmを走破する――それがサイクルロードレースという過酷なスポーツだ。いかに自転車と一体化するかが鍵で、メカニックの責任は大きい。NIPPO・ヴィーニファンティーニの西勉は、イタリア人選手がいる国際的な環境でメカニックを担当している。
「自動車レースだと1台に数人のメカニックがつくのが普通ですが、自転車のロードレースの場合、8人出走だと16台をメカニック1人か2人で見ないといけない。それが数日間続くこともある。ものすごく体力と集中力が必要な仕事です」
もともと西は、プロロードレーサーを目指す選手だった。高校卒業後に単身フランスに渡り、飛び込みでチームを探してアマチュアチームに入団。週に2、3回のペースでレースに出続けた。
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photograph by Shinya Kizaki