#906

記事を
ブックマークする

吉谷吾郎(ブランディングディレクター)~スポーツの現場で働く“プロ”に直撃!~

2016/07/27
●ブランディングディレクター
企業や事業が成長していく上で根幹となるコンセプトやビジョンなどをわかりやすく言語化、視覚化する指針を示す。その企業・事業独自の想いや志を具現化すべく関係者に取材し、より効果的、効率的に消費者に働きかける手法を探る。

 スポーツのエンターテインメント化が進むにつれ、クラブや球団のブランドイメージがより重要な時代になってきた。たとえばドルトムントはブランディング会社に依頼してクラブ雑誌からスローガンまですべて刷新し、倒産危機から立ち直った。

 日本にもこの分野の若き先駆者が出てきた。湘南ベルマーレの理念やスローガン、スーパーラグビー・サンウルブズの露出を手がける株式会社パラドックスの吉谷吾郎だ。早大でラグビーに打ち込んでいた吉谷にとって、実はこれは元から望んだキャリアではない。第一志望はフジテレビだった。

「嘘の自分で好かれるくらいなら本当の自分で嫌われたほうがいいと、ろくにスーツも着ないで面接に行くなど好き放題やり、それが受けてどんどん選考を通過したんですね。でも、いよいよあと1つという面接で、ずらりと並ぶ局長たちを前にして急に緊張して、ものすごくつまらない受け答えをしてしまった。結果は不合格。他社を考えていなかったので頭を抱えました」

特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by photographs by Shinya Kizaki

0

0

0

前記事