数ある競技の中、最も身近な動きといえば歩き。それを競うスポーツ“競歩”で今年3月、世界一速い日本人が誕生した。
鈴木雄介さん。20kmを1時間16分36秒の速さで歩ききった。その速さは普通の人が10分で歩いて行けるところを3分で行ける。そんな鈴木さんの歩きに懸ける情熱を聞いた。
まず、練習中に並走して話を聞こうとしたが、歩きでは無理、走ってもついていけない。100mを16秒近くで走る、いや歩く鈴木さん。自転車が必要だった。
軽やかにすいすい進んでいく彼には、どんな景色が見えるのだろうか?
「走っているときよりも、上下動がなく軽やかに流れる。すーって。雲の上を歩いているような感覚ですね」
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photograph by AFLO