43歳の今なお第一線にいた鉄人が、ついに退くことになった。スキー・ジャンプの岡部孝信である。
その名を広く知らしめたのは、1998年の長野五輪団体だった。1番手を務めると、2本目に137mのバッケンレコードをマークするなど金メダルに大きな役割を果たした。実績は長野にとどまらない。世界選手権では'95年にノーマルヒルで優勝したほか、'09年のリベレツ大会団体銅メダルを含め計5つのメダルを獲得した。同年のワールドカップでは38歳4カ月で優勝。今シーズン、葛西紀明に塗り替えられたが、当時の最年長優勝記録を大幅に更新するものであった。
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