ソチ五輪に挑む日本のフィギュアスケート男女6人のシングル代表は、総合的に見て史上最高のレベルにあることは間違いない。バンクーバー五輪の時もレベルは高かったが、今回は、いわゆる三番手で選ばれた選手が男子は高橋大輔、女子は村上佳菜子だった。高橋は'13年11月のNHK杯で、今季世界3番目のハイスコア、268.31を出して優勝している。村上も国内大会とはいえ、重圧のかかる全日本選手権で大台の200点越え(202.52)。そして年が明けて1月に行われた四大陸選手権では、国際大会で自己最高となる196.91を出して優勝した。こういうレベルの選手が、代表選考では三番手だったのである。そんな国はほかにない。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Mami Yamada