何だか面白そうと思いながら始められなかった沢登り。
ガイドさんに案内してもらって丹沢で初挑戦した。
いつもの山とは違った楽しみ方があることを実感!
水を浴びながら登るのはこんなに爽快なんだ――。
好評発売中の雑誌Number Do『日本百名山を再発見~あの山はもっと遊べる!~』では、山登りの楽しみ方を様々な角度から切り込んでいます。
今回は流れる滝に向かっていく、沢登り体験記を特別に公開します!
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今回は流れる滝に向かっていく、沢登り体験記を特別に公開します!
「ザザーッ」という音以外は耳に届かない。目の前にある壁を全身を濡らしながら一心不乱によじ登る。恐怖心はもちろんある。しかし後に写真を見ると、そこには恥ずかしいほどの笑みを浮かべながら滝に取り付いている自分がいた――。
これはおよそ自分の知っている山登りではない。でも爽快で、チャレンジングで、何よりひとつの滝を越えた後に待っている、門を開けたような感覚がたまらない。登山地図で全くコースとされていない渓谷を進んで行く。
沢登りは一種の探検なんだ。
「まず必要な道具が分からないし、揃えるのも大変そうですよね」
沢登りを始める2時間前。現地に向かう車の中で一緒に挑戦する本田佳奈子さんと、何故これまで始められなかったのかを話していた。「ルートが分からなそう」、「道具が水に濡れそう」、「危険度が高そう」など沢登りを敬遠してきた理由は次々と挙がった。
彼女はフルマラソンで3時間9分台という記録を持つエリートランナー。最近はトレイルランにも挑戦し、山にも興味が出てきたという。ちなみに編集部にもランナーや登山好きはいるが、沢を登る編集部員はいない。
丹沢には沢登りルートが100本以上あって、誰でも楽しめる。
不安を取り除くべく、案内をお願いしたのは、ガイドクラブ『筋斗雲』で沢登りガイド歴10年の峯岸健一さん。事前に電話で相談した際に、丹沢の葛葉川本谷コースをおススメしてくれた。
「丹沢は海が近くて雨が降りやすいから、山が潤っていて、多くの沢があります。沢登りのルートも100本以上あって、初心者から上級者まで楽しめる。古くから東京周辺の岳人に登られてきた人気エリアですね」
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photograph by Miki Fukano