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プレ五輪で真央が見せた“弱点”と“真価”。

 バンクーバー五輪のテスト大会である四大陸選手権で、浅田真央は3位に終わった。

 「まだこれからやらなくてはいけないことがたくさんある。世界選手権ではもっといい演技をしたいです」

 会見でそう語った浅田は、沈んだ表情を隠しきれない様子だった。

 今季はSPで失敗し、フリーで挽回というパターンを繰り返してきた。本調子ではない理由の一つは、今季は弱点克服のため、様々なチャレンジをしているからだ。

 「選手にとってそれまでやってきたことを変えるのは容易ではない。でも真央は男子並みに練習した」

 四大陸選手権には家庭の事情で同行しなかったタチアナ・タラソワ・コーチだが、1月末にヘルシンキで取材に応じこう語った。

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photograph by Tsutomu Kishimoto

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