ボクサーの競技年齢が20代中心であるのは、昔も今も変わらない。ただ、以前ならロートル扱いされた30代でも世界のトップで活躍する選手が多くなったのが近年の傾向である。
“パウンドフォーパウンド”ランキングの常連で言えば、マニー・パッキアオ32歳、フロイド・メイウェザー33歳、セルヒオ・マルティネス35歳、フアン・マヌエル・マルケス37歳、ビタリ・クリチコ39歳と、今や20代の王者を探すのに苦労するほど。日本でも西岡利晃34歳、内山高志31歳、長谷川穂積30歳と、元気な30代はめずらしくない。
「昔に比べ練習方法も良くなりましたが、健康管理面、特に計量が試合当日から前日になり、選手が以前ほど無理をせずにすむようになったのも大きいのでは」と指摘するのは、解説者で元世界スーパーライト級王者の浜田剛史さんだ。
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photograph by BOXING BEAT