フェンシングの世界選手権が来月4日に開幕する。今回はフェンシング発祥の地フランス・パリでの開催だけに、各国の選手もひときわ重視している。むろん、日本代表の太田雄貴も同様だ。
「僕自身の価値観では、オリンピックよりも上かもしれません」
こう語る太田にとって、2つの点で大きな意味を持つ大会となる。
まずは成績面での重要性である。'08年の北京五輪で銀メダルを獲得した太田は、昨年、期限付きでフランスのチームに移籍し活動。日本人選手として初めて国際フェンシング連盟のランキングで1位となり、ワールドカップでも5年ぶりに優勝を果たすなどの活躍を見せた。
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photograph by Atsushi Tomura/AFLO SPORT