ここ数年、日本の立ち技格闘技に大きな変化が起こっている。RISEやKrushなど限りなくK-1に近いルールでのイベントが増える一方で、純粋なムエタイのイベントも増えているのだ。それ以前はキックボクシングがK-1系もムエタイも内包することが多かった。国内では一番歴史の長いキックが上位概念にあったからだ。
単純にルールを比較すると、ヒジが反則でヒザにも制限を加えられたK-1系と、ヒジもヒザもOKのムエタイは似て非なる競技。しかし、イベントとしての問題点は同一だ。マッチメークなど一過性の話題を求めたあまり、競技の面が疎かになりがちな傾向があったのだ。
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