チームメイト同士でバレンタインデーのメッセージを交換!?

　驚いたのは2月14日のバレンタインデーでは、選手同士が、

“Happy Valentine’s Day!”

　とスマートフォンを使って、メールのやり取りをしていたことだ。

　女性から男性へチョコレートを……という商業イベントとなった日本のバレンタインデーとは違い、アメリカでは親しい友人にもカードなどを贈ったりする。聞けば数年前にはカードのやり取りはあまり行われず、スプリング・トレーニングで全員集合！　するまでは大した挨拶もなかったという。

　しかし気心の知れたブリュワーズのメンバーは、スマートフォンを通じたコミュニケーションを取ったのだ。

　こうした雰囲気作りが、シーズン中に苦しい状況を迎えた時に「力」になる予感がする。

　スマートフォンの普及は、メジャーリーグのクラブハウスからくだけた雰囲気を追い出しつつあるかもしれない。しかし外部の人間の目に見えない部分で、スマートフォンを通じて絆は深まっているのかもしれない。