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スポーツ・インテリジェンス原論BACK NUMBER
「それが去年までとの違いです」全日本大学駅伝で衝撃の《日本人最高タイム》…早大“山の名探偵”はナゼ「世代トップ級じゃなかった」のに覚醒できた?
text by

生島淳Jun Ikushima
photograph byYuki Suenaga
posted2026/11/04 11:05
早大16年ぶりとなる全日本大学駅伝制覇に貢献した4年生の工藤慎作。今季はこれまでより一段上回る実力を見せているが、その秘密やいかに
今年の1年生3人も先輩たちの姿を見て、将来的に自分の距離適性を見極め、どんな練習を積んでいくべきなのか、各々が考えていくことになるだろう。2区で区間記録を出した増子陽太も話していた。
「今年は花田さんが立てたメニューに取り組んでみて、それをベースにして来年以降は自分の色が出せたらと思っています」
箱根駅伝に焦点を合わせるのではなく、「圧倒的な個」を育成する。そのプロセスのなかで、箱根駅伝を勝ち切る花田監督のプランが実を結び始めたのである。
「自分がいるうちに…箱根で勝っておきたい」
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その萌芽は、昨年度から見えていたが、工藤は性根を据えてマラソンに取り組んだことで、圧倒的な個へと育った。工藤の視線は箱根のその先に向いている。
「出雲、全日本と余裕をもって走れたので、正月の箱根駅伝、そしてMGCの前にもう一本マラソンにもいい形でつなげられるんじゃないかと思います。それに自分のような“ロングエース”がいるうちに、箱根では勝っておきたいですよね」
マラソンでの結果を求める工藤慎作。
学生駅伝の仕上げが2027年の箱根駅伝になるわけだが、全日本の8区後半で見せた強靭な走りが、箱根の5区でどんな形で変換、表現されるのかを楽しみにしたい。
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