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「複雑な心境でした。でも…」“しょまりん”デビュー戦で本田真凜&宇野昌磨が語った本音「感じたのは昌磨くんのスケートはすごく素敵だっていうこと」
posted2026/11/08 11:03
フィギュアスケート東日本選手権でアイスダンスのデビュー果たした本田真凜&宇野昌磨組(しょまりん)
text by

野口美惠Yoshie Noguchi
photograph by
Shigeki Yamamoto
アイスダンスの本田真凜&宇野昌磨組(しょまりん)が、公式戦デビューを果たした。気迫溢れる演技ながらも4位の評価に複雑な心境となったリズムダンス、そして美しいリフトに手応えを掴んだフリーダンス。色の異なる2日間を駆け抜けた2人は、絆を確かめ合うように語る。
「私達は、お互いが何を頑張って、何が出来るようになったのか、すべての過程を分かち合ってきました。目指すものが同じ人って、人生であんまり出会えないこと。同じ熱量で同じゴールを目指して突き進んでいく日々を、すごく尊いな、美しいなと感じました」
本田が感慨深げにそう語ると、宇野も照れたように笑い、続けた。
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「自分のシングルの時代を振り返っても、すごく記憶に残る演技になりました。二人の道を僕たち自身が楽しみながら、これからの現役生活の4年間を大切な時間にしていきたいなと思います」
会場は温かい「しょまりん」コール
2人がアイスダンスでの現役復帰を表明したのは、今年5月のこと。2024年春の引退後、アイスショーでは2人でプログラムを演じていたものの、競技となると、注目度が変わる。デビュー戦となる東日本選手権(群馬県、10月30~11月1日)は、チケットは完売どころか高倍率の抽選となり、各地からファンが押し寄せた。
10月31日、温かい「しょまりん」コールのなか、リズムダンス本番を迎える。曲はフラメンコの「ポエタ」。スタートポーズで、宇野の手のひらの上に本田が仰向きに後頭部を乗せる。その流線美から醸し出す妖艶な空気が、会場を包みこんだ。
「大きな氷上でたくさんの観客の真ん中に、一人ではなく2人で立って、ポーズを取った瞬間に、自分達の話だけれど『競技の舞台に戻る決断をしたことが、すごいな』って思いました。それで、もしかしたら僕、今日張り切って、力強すぎた部分もあったかもしれないです(笑)」
本田真凜が耳元で囁いた言葉
曲が鳴り始めると、スタートのゆったりとした演技のあと、額と額をくっつけ合う。すると本田が「落ち着いて」と宇野に声をかけた。決め顔を作っていた宇野が、一瞬、ふっと笑う。

